絵本のじかん

12月は「ねこのセーター」をご紹介します

「ねこのセーター」

及川 賢治 ・竹内繭子
文溪堂(1300円+税)


猫も人間も、お気に入りのものはボロになっても大切なのです。

このお話に出てくるねこは寒がりで、怠け者の可愛いねこです。
どんぐりに帽子をかぶせる仕事もちょっとすると面倒になっちゃうところ、やっぱりねこっぽいなと笑ってしまいました。
寒がりで、怠け者で、せっかちで、でも朝は早起きって、ねこですよね。
そして、オンボロの穴の空いたセーターを大切にしているところが、私は好きです。

このお話を読んで一番最初に思い出したことがあります。
私にもかつて、ボロボロのバスタオルが大切だったことがありました。
生まれた頃からずっと一緒だったスヌーピーのピンクのバスタオル。
寝るときは絶対に一緒。すごく安心するのです。
高校を卒業する頃には、ずっと一緒に居すぎて、破けてビリビリでした。
高校卒業後、私が就職で上京するときの荷物をまとめていたら、お気に入りのタオルはどこかへ行ってしまいました。
私はもう社会人になるのに大泣きしたのです。
実は実家の母がこっそり処分していたのです。
上京して私はすぐに新しいタオルを手にいれました。
今でも一緒に眠っています。

私の娘にとって 大切なものといえば、ドキンちゃんのぬいぐるみ。
寝ても覚めても一緒。今はもうそんなことはないけれど、でもそれが少しだけさみしいと感じます。
娘のドキンちゃんは私の宝物箱に保管中。

このお話のねこにとっても、オンボロの穴の空いたセーターは大切な宝物なのでしょう。
クスクス笑える、可愛いねこの生活がかいまみえます。

2、3歳のお子さんへの読み聞かせから、楽しめると思います。
誰でもきっと持っているそんな宝物のお話、親子で、ご夫婦で、お孫さんとしてみるのもいいかもしれません。

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≪お知らせ≫
2017年4月より連載を開始した「絵本のじかん」は今月で最終回となります。
このコーナーがきっかけで少しでも“以前より絵本に興味を持った!”という方が増えていたらとても嬉しいです。
今までご覧いただき ありがとうございました。

紹介者のまかべさんは、埼玉でカフェを営むかたわら、引き続き児童文学に携わる活動も続けていくそうですので
ぜひ皆さんもまかべさんの今後の活躍を温かく見守っていてくださいね♪

絵本の紹介者

■まかべあさみ

仙台市出身、さいたま市在住 高1の娘の母。
嫁ぎ先の工務店を手伝うかたわら、児童文学の勉強を始め、作家を目指し活動中。
2016年7月には念願のカフェを出店。
絵本とごはんとおやつのお店「かふぇぎゃらりー本と台所」店主として奮闘中。

○ 絵本の購入もできます。(ギフト対応可)
ご希望の絵本のタイトル、冊数、住所、氏名、電話番号、メールアドレス、
(ギフト用の場合は絵本のお届け先)を下記のお問い合わせ先までお伝えください。
※絵本の代金+送料のお支払いは、郵便局の口座振込み[先払い]となります。

-お問い合わせ先-

「かふぇぎゃらりー本と台所」
店主/まかべあさみ
〠337-0043
埼玉県さいたま市見沼区中川267-3
TEL/FAX 048-699-1923
E-mail asamin.com.makabe@icloud.com
※カフェの営業中は 電話に出れないことも多いため、FAXまたはメールでお問合せいただくことをオススメします!

Blog http://ameblo.jp/fabelis10/
Facebook https://www.facebook.com/asamin.com.makabe
Instagram 本と台所 まかべあさみ (@hon10daidokoro_a)

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